畜産副生物とは?
牛や豚をと畜・解体して食肉を生産しますが、その際には皮や内臓、骨なども併せて生産されます。牛1頭から生産される食肉は、その総重量の42%を占める一方で、その他「畜産副産物」は58%です。いわゆる「お肉」としてみなさんが思い浮かべるものは、体重700㎏の牛から300㎏程度しか生産されません。それでは、食肉以外の「畜産副産物」とは何でしょうか。
「畜産副産物」とは、骨・脂・血液・内臓・皮(原皮)等です。そして、「畜産副産物」より原皮を除いた部分を「畜産副生物」といいます。「モツ」、「ホルモン」は、副生物のうちの内臓肉のことを指しますが、他にも、「タン」や「トンソク」、「ハラミ」、「ホホニク」なども副生物なんです。
タンシチューやトリッパといった洋食メニューから、焼肉やもつ鍋といったおなじみのメニューまで、様々な料理に用いられているのが、副生物です。
牛の副生物
1.タン(舌)

2.ハツ(心臓)

3.レバー(肝臓)

4.ハラミ(横隔膜筋)

5.ミノ(第1胃)

6.ハチノス(第2胃)

7.センマイ(第3胃)

8.ギアラ(第4胃)

9.小腸

10.シマチョウ(大腸)

豚の副生物
1.タン(舌)

2.ハツ(心臓)

3.レバー(肝臓)

4.ハラミ(横隔膜筋)

5.ガツ(胃)

6.小腸

7.コブクロ(子宮)

8.トンソク(足)
